2023年12月、ChatGPTが登場してから1年が経過しました。

元々、そういったことに関心の薄い人達の中では、「ChatGPTって、もう使っている人、いないでしょ!?(笑)」的なことを言う人を見かけます。

側からみると、OpenAIのお家騒動だけが目立って、全然進化していないように感じるのかもしれません。

実際には、いくつかの機能も追加されて、より将来性を感じさせる状態になっています。

ただ、個人的な意見を言えば、「ハードウェア側が追い付いていない」状態にあるように感じます。

そのせいもあってか、先月などはChatGPTの新規申し込み一時停止されていましたね。

会社の資産価値は12兆円と言われるほど大きくなっていますが、実際儲かっているのか?と言われるとそうでもないみたいです。

理由としては、1つのプロンプトに対して答えを出すリソース単価が、まだまだ高止まりしているからです。

プロンプトによっては、赤字になる場合もあるのだとか。。。

それはさておき。

 

■ChatGPTが本領発揮できる分野とは

自分が「ChatGPTを使っていてよかった!」と一番感じる時は、いつでしょうか?

それは、「VBA(エクセルマクロ)のソースコードを簡単に作って貰える時」です。

弊社のメインビジネスは、やはりRPA(PAD)です。

PADとエクセルというのは、切っても切り離せないほど関連性があります。

PADの標準搭載されているエクセル関係のアクションもそれなりにあるのですが、ちょっと込み入ってくると、やはり関数やマクロ無しでは難しいのです。

その点、ChatGPTのソースコード作成は高速です!

PADでVBAを使うとは言っても、1つか2つの作業を行う程度ですので、そこまで長いコードにはなりません。

しかし、自分でゼロから書くのは大変ですし、とても時間もかかります。

私もVBAのスタンダード資格を取得しているのですが、VBAのプログラマーとしての実務経験はほとんどないので、Webで検索して有志の方が作成しているサイトからコピペ利用するにしても、それなりに時間が掛かりますね。

 

■実際にChatGPTでVBAのソースコードを作成してみて

最近、WinActorからPADへの移植案件があり、そこで何度もChatGPTのソースコード作成を利用させて頂きました。

とても重宝しました。

ただ、一発で上手くいかないことも多々ありました。

その際にはエラーコードや、その文章をコピーして、再度ChatGPTに投げ返します。

上手く行かない場合には、それを何度も繰り返します。

場合によっては、そのパソコン固有のトラブルというケースもあり、原因の切り分け作業から始まるケースもありました。

とは、PAD使いの人に、ChatGPTはとてもオススメです!

 

■ChatGPTのアドバイスがおかしい時があるのは何故?

OpenAIの本社はアメリカであり、ChatGPTも英語ベースの資料を中心に読み込ませています。

日本人の我々がChatGPTに日本語のプロンプトを入れると、日本語⇒英語(データベース)⇒日本語・・・みたいな感じで、アウトプットされているようです。

そのため、例えばWordの使用方法について質問すると、「●●というタブにある・・・」というような返答が返ってきても、自分のパソコン上ではそのような●●は見当たらないのです。

こういったケースがとても多いので、「普通にググった方が早くね!?」という質問事項も結構ありますね。

「ChatGPTは、壁打ちの相手としては優秀だが、純粋な検索に利用するにはイマイチ」と言われることがあるのは、認めざるを得ないです。はい。

 

■ChatGPTの今後の課題

GPT-4.0をベースにして、様々な機能追加されていますが、やはり一番の要はココです。

すべてはこの機能・精度から始まっています。

今までは単純にパラメーターの数を増やすことで、劇的に精度が上がってきたそうですが、今後はどうなのでしょうか。

とにかく、GPT-5.0次第という気がします。

あと、様々な機能が追加されていますが、反応速度が遅く感じることも多々あります。

特にプラグインを使用していると、反応速度の面において、まだまだビジネスでは使い物にならないと感じます。

ここが、現状のGPT-3.5レベルで速くなれば、今ある多くのビジネスアイデア実現を可能性を大きく上げるような気がしますね。

とはいえ、ChatGPTと同じようなサービスが後追いで沢山作られていますが、ChatGPTに代わるものは、まだ出ていません。

仮想通貨で言えば、「ビットコインとその他」といった感じで、頭一つ抜きんでていますね。